日本酒の五寸瓶

寒がり暑がり、人それぞれですね。たくさん着込んで寒さを凌ぐ。肌の露出度をUPして外気が直接肌に当たるように薄着になって乗り切る。
食べ物、飲み物をからだに摂り入れて、内から冷やしたり温めたりしますよね。
元呑兵衛の私としては、寒さを凌ぐために「一杯やりますか！？」とお酒の力を借りたくなる。けどあまりの寒さを凌ぐために、ウォッカのガブ飲みみたいにやったことはありません。

酔いたいから飲酒するのではありません。
アルコールを飛ばしても「酒」が付く卵酒もいいけれどアルコールの力で温まりたいと思う時がある。ここまでお話すると「日本酒」のことを思い浮かべる方も多いのでは？

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飲酒とアルコールの害を直結させるのは良くありません！
飲酒 ＝ アルコール ＝ 飲み過ぎ ＝ 依存症と、一気に負のスパイラルに巻き込まれると思い込んでしまう。飲み方次第では健康によいものだと再認識して欲しい。善玉コレステロールを増やしたり、血液を固まり難くしてくれるのですから。（＊）
味や風味を楽しむための飲酒が、健康を害する節度を越えたアルコールの摂取に及んでしまうのは残念なことです。

私の故郷の信州は地酒で有名です。
帰省の都度、小さな五寸瓶に入った地酒を購入します。種類が豊富なので、今日はどの銘柄を選ぼうかと、お土産コーナーの前で品定めする。今まで知らなかったブランドやラベルのデザインから、そのお酒の味やコクに期待を寄せてみる。陳列棚の前に立ったまま動かなくなってしまいます。それが結構楽しくて、暫し時の経つのも忘れてしまいがちです。

ちなみに手前味噌を上げるのかもしれませんが、学生時代のクラスメイトの実家が蔵元の酒が、一番旨い！と思っています。彼との思い出が、私にとって一味変えてくれる。メンタルヘルスにも有効的な添加物となっているのでしょう。

厚生労働省が推奨しているアルコール摂取量は男性で４ドリンク，女性は２ドリンク。日本酒（アルコール15％）だと0.5合が１ドリンクだから、五寸瓶の容量はだいたい１合で２ドリンクになる。健康的な飲酒量ですよね。

五寸瓶は飲み切りサイズがgoodです。
開封したばかりのうまさが溢れているし、飲み干して瓶を空にすれば、それで終わりとちゃんとケジメが付きます。一升瓶だと「まだまだあるぞ。ではもう少し・・・」とついつい飲み過ぎてしまう。そうなればアルコールの魔力に捕まり兼ねない。

健康的な飲酒を心掛けるなら、信州の湧水を並行して飲むのもイイ。アルコールを摂取すると加水分解するために脱水状態になる。だからおいしくてミネラル豊富な名水で全身をサポートするのです。

時期を見て、まだ味わったことのない銘柄の地酒と泉水を仕入れに出掛けようと思っています。日本酒は「熱燗」「ぬる燗」「人肌」「冷酒」と季節に応じた温度で楽しめる。飲酒のけじめをつけ易い、程よいサイズの五寸瓶の存在は意味深いですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　          　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   　         　　　　【参考】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊）健検公式テキスト 増補改訂版　よい飲酒 悪い飲酒