体重を量る、体温を測る、そして歯をみがくこと

みんながみんな、自分の今の状態を最低限承知しているバイタルデータがある。そして健康維持のために生活習慣化された日課もあります。

肥満はさまざまな生活習慣病に向かう。そしてやせ過ぎも低栄養の表われとなる。
近ごろ食べ過ぎているなどの心当たりがないにも拘らず、急に体重が2～３キロ増える。心不全の可能性が高くなる。（＊１）
筋肉量の減少からロコモティブシンドローム、運動器に障害が及び移動機能が損なわれる状態に陥る。（＊２）
このように体重の増減を知ることは、自分自身の健康を管理することなのです。

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そこで自分の身長と体重から算出される、BMIという指標を把握することがたいせつになる。身長は成長期を過ぎればほぼ変わらないので、BMIの要は体重にあります。

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当たり前の事として、各々が自分の体重を知っている現代。
体重計の普及があってこそ実現できる、日常の健康管理ですね。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【出典】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊１）２０２５年１１月２日読売新聞　からだ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊２）健検公式テキスト増補改訂第２版　ロコモとはどんな状態か？

幼少の頃、からだの調子が悪くなると、家族から決まり文句が飛んできた。
「熱、測ってみな！」

私は体温３７度に達すると全身に悪寒が走り始める。熱発には弱い体質です。すぐさま栄養を取って、しっかり寝汗を掻くように努めます。発熱しているか否かを知るには、体温計を脇の下に挟む必要もないくらい。
だけど、やっぱり正確な体温を測ることは、熱の度合いや継続時間を知ること。医師の診断には欠かせない生体情報です。

今となっては姿を消した水銀柱の体温計。一度使用した体温計をスナップ利かせて振る。ガラス管の中で上昇した水銀柱のレベルを、３６度以下に下げる作業がなんともなつかしい。
現在市販されている体温計は、単位時間の上昇温から体温を予測するタイプ。実測値ではない。だから昭和生まれの私としては、リアルな測定結果を提供してくれた水銀柱の体温計ほど、信用していないのが本心です。

一度使ったデジタル体温計のセンサー部分に、前に使った人の温もりを取り払いたい。そんな時も体温計を振って冷やす。結局、体温計って振る行為が付き物の測定グッズなのでしょうか？（笑）

それにしても、歯みがきを世界の生活習慣として拡散させ、しっかりと定着させたことはすばらしい！さらに、技法や歯磨き剤の開発など、今以上に “歯みがき” を育て上げている種々の試みに感謝しています。

話しは変わりますが、ウォーキングの実施率が上ったことは、有酸素運動推進の観点から見ても良い傾向です。けど継続しなければ価値も上りません。続けるからこそ効果が発揮されるわけだから。運動習慣を継続している割合と比べれば、歯をみがく習慣は定着～継続していることは明白です。朝の目覚めから始まる、日常生活で当り前となった歯みがきタイム。

気候変動による天災が世界で起きています。地震大国の日本でもあり、災害関連死も危うい。避難所でもオーラルケアにも注目されるようになりました。水不足や歯ブラシがなくても、プラークを落としてお口の中のマッサージにも役立つペーパー状の歯みがきシートもある。入れ歯の汚れも落とせます。
お口の健康と全身疾患との因果関係を見過ごしてはいけません。

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公衆衛生は健康習慣をみんなが理解し納得した上で、結果として世俗的に浸透していくものだと思う。
軽い気持ちで始めたことが、いつの間にかルーティンとなれば、それはそれであなたに合った健康メソッドなのでしょう。