嗜好を減らすことは難しいと思うコラム
健康維持・増進のための施策を、日常生活の中にちょっとずつ取り入れてみる。
その方が目標に到達できる可能性が高いと思う。今まで好きだった嗜好を急に減らしても、結局見込み倒しになってしまうのではないでしょうか。元の木阿弥となる。
むかし紙たばこの形を模したプラスチック製の「禁煙○イ○」という商品がありました。
今でもあるのでしょうか?これはあたかもたばこを吸っているかのように自分をごまかすものでした。たばこを我慢するイライラ感を解消しようとした商品だった。たばこを吸いたい欲望を、その仕草や味覚の刺激でごまかす意図があったのでしょう。確か、スーッとしたメンソールタイプだったような・・・。最近はパッケージのデザインなどを除けば、見た目は紙たばこによく似た商品がある。しかもその先に火を付けて吸うものタイプもある。
これら商品はたばこを断つ、禁煙するために使用する人もいたでしょう。
けどこれは禁煙目的に使用してはいけない、咳や痰に効果がある医薬品です。(*1)
きっとたばこによる、のどへのダメージを和らげるためのものでしょう。治療しながらたばこをちょっとずつ遠ざけようと仕向けているのかもしれません。
だけど釈然としないのは、含有量は別として、少なくてもニコチンやタールが含まれていることです。ニコチンには強い依存性があり、発がん性物質に変化するのです。タールだってがんを引き起こす原因なのです。(*2)
二次予防のためのものらしいのですが、それに頼る前の一次予防により注力したい。
長年喫煙習慣が定着してしまっている人が、徐々に喫煙量を減らして最終的にタバコを吸わなくなる。果たしてそうすることができるのでしょうか?
禁煙は自分のためだけでなく、周りの人のためにも有効です。健康に向かうための習慣として、禁煙率を高めていきたい。
だけど、少しずつ嗜好を減らすことは難しいように思う。真綿で首を絞められているような感じがしませんか?人間はじわじわ責められると辛くて仕方なくなって、結局元に戻ってしまう。減らしていく量の設定も難しいですよね。
吸う量を減らして卒煙できた実例を、私が知らないだけであって欲しいです。
急な変化はどこかしらに予期せぬしわ寄せを生む。
突然に増やしたり減らしたりすると厄介な場合があります。
病気で苦しんでいる人たちに早く安心して欲しい。そう願って新薬が開発されます。
しかし特定のワクチンを接種した人が増えたことで、別の新しい飲み薬の治験に必要な症例数を確保できなくなる。また、新しい生活様式が広まって、気温が下がり乾燥する季節に流行するインフルエンザの型を予測することも難しくなる。世界的に見ればツインデミックの可能性もある。
必要とする水分よりも多過ぎると、かたつむりは殻から這い出て挙句の果てには戻れなくなって死んでしまう。こんな「殻外れ」にも似た現象が、人間界でも起きてしまうのかも知れません。
「やっぱりたばこってからだに良くないのかなぁ?たばこを吸う意味って何だろう??」と思った時がチャンスです!喫煙に疑問を抱いたら、いきなりにスパッと止めること。返ってこれが良いと思う。けど気負うことは止しましょう。ストレスが増して、返って逆効果になり兼ねないから。
私は20年以上前に、あっさりと禁煙できました。意外とうまくいくものですよ。
【関連コラム】 たばこのけむりってPM2.5です。
90歳を過ぎても足腰が達者なおばあさんがいらっしゃいます。愛称は ” 朗らかさん ”。気持ちや性格が明るくて、いつでも楽し気に接してくれるおばあさんなので、そんな愛称をこっそりと付けています。杖も突かずにシャキッと背筋を伸ばして歩かれます。ご自宅にお迎えに行くと、小走りで玄関から出られ、送迎の車に乗り込まれるくらいご達者です。
朗らかさんのご主人も愛煙家だったそうです。
けど、一度医師からたばこを控えた方が良いとひとこと言われただけで、スパッと止めたそうです。たばこを止めようと真面目に思ったからでしょう。喫煙による満足感よりも、それに代わる会心の思いがはるかに勝ったのでしょうね。喫煙による健康不満足が、禁煙することで生まれた満足感で穴埋めできたのかも知れません。
昭和の頃と違って仕事の仕方が変わりました。自由な環境の下、時間をアレンジできるようになった方も多いのではないでしょうか。
禁煙でイライラしたら、ジョギングの時間を作るとストレスが解消されて清々しくなりますよ!
不健康な因習を、自分にとって画期的な行動に変えてみませんか?
健康習慣の定着~生産性の向上につながりますよ!!
【関連コラム】 ニコチンの依存性を振り払う方法
【出典】
(*1)2021年10月21日 読売新聞 26面
(*2)健検テキスト増補改訂版 喫煙は最大の死亡要因
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2025プラスに認定されました。
【認定番号;20250759】
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2024プラスに認定されました。
【認定番号;20240639】
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