バランスがたいせつです。

みなさんお馴染みの３大栄養素といえば、

1. 糖質（炭水化物）
2. アミノ酸（たんぱく質）
3. 脂質（動物性と植物性脂質

これらを食べているだけでは健康的なからだを保つにはむずかしい。ごはんと魚や肉だけ食べていても、健康維持できないと思いますよね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから栄養バランスのよい一汁二菜のメニューが推奨されるのです。そのためには３大栄養素によって基礎が作られ、からだの調子を整えるビタミンとミネラルを加えて５大栄養素を摂取します。

主食としてごはんを取ったとしたら、主菜に肉や魚を食べる。副菜でビタミン（全１３種類）とミネラルなどを摂取して「二菜」とするのです。（＊１）

よく調べてみると、肉にもちゃんとビタミンが含まれています。
豚肉はビタミンB1が豊富で、糖質をエネルギーに変換してくれるのです。（＊２）うれしいことにビタミンはウイルスの侵入や増殖の予防に効果があるとか。上記のビタミンB1は疲労回復にも有効です。（＊３）

我が家では夏場の定番メニューで「冷しゃぶ」が食卓に上ります。
野菜といっしょに食べるので、水に溶けない不溶性食物繊維を摂ることもできます。
ちなみに食物繊維は急な血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑えてくれる「第６番目の栄養素」ともいわれています。（＊４）
これから本格的な夏になるので食欲が落ち気味になります。ポン酢とごまのタレを交互に楽しめるので、味のバリエーションも絶妙です！

自宅近辺にはまだ畑も多く、シニアのご夫婦がせっせと野良仕事に精を出していらっしゃるのを見掛けます。　だけどご自身の体力の衰えや後継者不足もあってか？毎年栽培していた夏野菜が姿を消してしまいました。

先日その畑を通り掛かったら、夏野菜の代わりにひまわりが目に飛び込んで来ました。元気よく畑一面に育っている光景だった。あまりにも見事な成長ぶりだったので、思わず足を止めてしまいました。

よく観察してみると、それぞれ等間隔に茎が伸びている。お隣さんのことに気を遣いながら種を蒔いたのだろう。背丈もほぼ揃っていたので、時期をみて一気に種まきしたのでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　

一番感心したのは茎の太さ。花はまだ咲いておらず、つぼみのまま。開花するまでの成長の途上なのに、五百円玉よりも太い。しっかりとした茎なのです。

このひまわり畑は、もともとも食用野菜の畑だった。だから日当たりをさえぎるものはありません。なので大きな葉っぱを広げて、存分に光合成ができる。光合成とは、光合成色素（コロロフィルやカロチノイド）を持った植物が、二酸化炭素と水からデンプンや糖など有機化合物を合成することですよね。
けど、光合成だけでは、あんな立派な茎で支えられたひまわりにはならないだろう。きっと先祖代々しっかりと手入れして守ってきた、肥沃な土地で育っているからだと思ったのです。

日の光，二酸化炭素，水，そして肥料としてたいせつな（中学校の技術･家庭科で教わった）窒素・リン酸・カリウムを含んだ「土」が、立派なひまわりとして育つのでしょう。
盛夏になれば、必ずや大きな花を咲かせることでしょう。

バランスのよい栄養摂取は、丈夫で健康的なからだづくりに貢献する。
人の健康維持・増進を支える要素でもあると、このひまわり達から改めて教わりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【出典】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊１）健検公式テキスト増補改訂版　日本人の食生活の変移
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊２）2020年7月6日 読売新聞 社会保障
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊３）2020年2月7日 読売新聞 くらし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊４）健検公式テキスト増補改訂版　長生きのカギを握る食生活➁