血圧の急な変化には要注意

血圧って何でしょうか？
​『血圧』とは、心臓から押し出された血液が血管の内壁を押す力のことです。血圧が高いとか低いとか、まわりの人との話題に上りますよね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この「高い、低い」は結構簡単に変化するんです。

例えば・・・、

• ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動だけでなく、立ったり座ったりするような、もっと軽い運動。私もたまに体験する「立ちくらみ」も、血圧の変化が関係していると思っています。
• 気持ちが落ちついて眠くなった時。
  興奮して血圧が上がった状態でスヤスヤ眠ることなどできない。
• 自分の目標が達成できて嬉しくて興奮した時。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　むかしむかしパチンコの「７７７」フィーバー機能が、世に出回り始めた頃の話し。パチンコ屋店内で人が倒れた。原因は？開店してからずーっとパチンコ打ってるんだけど全然ダメ。手持ち資金も心細くなってきたお客さん。ようやく大当たりが出てフィーバーした。やったぁ！！と手を上げて立ち上がったらバッタリ倒れてしまった。血圧が急に変化して体調がおかしくなってしまったそうです。
• コーヒーなどの食料品に含まれる成分によって。　等々です。

勿論気温の上下にも影響を受けます。急に暖かい場所から寒い場所に移動した時。よくお風呂やトイレは注意する場所として代表的ですね。ヒートショックによって血圧が激変してしまいます。

「血圧の変化に注意する」ってどうして？
血管の内壁を押す力が急に強くなる事で、元々血管が傷んでいたり、狭くなっていたところに負担が掛かる。そして血管の壁が破れてしまうからです。破れればそこから血液が漏れ出て･･･、そのあとはみなさんもご想像できると思います。

人間は何らかの環境変化を事前に予知していると、からだの防御機能が働くらしい。
以前ラジオでこんな話を聴きました。
地下鉄をよく利用する人は、車窓から外の様子を確認できない。けど、地上を走っている列車の窓からは、視覚的に車外が寒そうだと察知できる。すると、自然とからだが防御反応を起こしてくれるのだそうです。自然と生理的に身構えてくれるのでしょう。地下鉄はそうはいきません。だから風邪を引き易いらしいのです。

外出する前に外の気温が低い事を予め知っていると、寒さに備えて予防的にからだが反応します。
天気だけではなく、気温も知っていて損はないでしょう。