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持久力が必要なスポーツ選手のお孫さんをもつ中高年におススメのコラム

女子アスリートの体調管理

貧血によるパフォーマンス低下の対策

赤血球の構成成分に鉄分が含まれている
ほんの一滴の血だって貴重です

全身に酸素を運ぶためには血液中の赤血球は欠かせません。赤血球の中のヘモグロビンというたんぱく質(色素)のおかげで酸素の運搬ができます。からだの各組織に酸素を運ぶ代わりに、炭酸ガスと結び付いて肺に持ち帰ってくれるのです。体内のガス交換に無くてはならない成分ですね。

みなさんもついお酌に勢いが付いてしまって、グラスからビールが溢れてしまったことありませんか?そんな時に「酒の一滴は血の一滴だぞぉ~。もったいないもったいない。」というセリフを聞こえたものです。血は生きていくために必要欠くべからざるもの。たいへん貴重なものという意味が込められた標語でしょう。血液はアスリートたちにとって、より良いパフォーマンスを発揮するため、まさに血の一滴は貴重なのです。

少し話しは逸れますが、生き物の種類によってガス交換の役目を担う成分は異なります。ヘモグロビンの分子構造の中核を担っているのが鉄分(元素記号;Fe)です。鉄分が増えることで酸素の運搬機能の効率がアップします。ちなみにイカやタコなどの場合は、ヘモグロビンではなく「ヘモシアニン」という色素です。ヘモシアニンの場合は鉄分に替わって銅(元素記号;Cu)が構成成分となります。むかし高校生だった頃、生物の授業で教わったのを思い出しました。

もともと医療現場に於いて鉄分の不足を補う方法として、薬剤の服用や食事療法が取り入れられています。更に場合によっては鉄剤注射が行われています。最近になって中高校生の競技選手の持久力を持たせるために、即効性もある鉄剤注射を行っていたことを、私は知りませんでした。

以前マラソン大会の実況放送で、「選手たちは空気の薄い高地でトレーニングして赤血球を増やす。」と解説していました。貧血になれば尚更赤血球を増やさなければなりませんよね。貧血対策と聞いた時、連鎖的に女子選手の体調管理は男子に比べて難しいだろうと想像してしまいました。女性独特の生理現象(月経)があるからです。みなさんもアスリートたちが日頃ベストな体重の維持に気を配っていることをご承知のことと思います。経血量が異常に多く、過多月経にあると貧血の状態になる場合があります。体重が軽いとからだが動かし易く、エネルギー消費も抑えられる。そこで食事制限によって、十分な鉄分の摂取ができなくなる。もともと食事による鉄分の吸収率は約10%位なのに・・・。そこで鉄剤注射という方法が選択されるというのです。女性アスリートが試合にベストコンディションで臨むため、体調管理にきめ細かな配慮をして上げたいですね。(過多月経は子宮筋腫や子宮繊筋症になる原因でもあります。)

鉄分補給の方法を出産や他の病気との関係から、鉄剤注射を選択せざるを得ない時もあるでしょう。しかし鉄分を必要以上に多く体内に取り入れてしまうと、肝硬変などの危険性が増すらしいです。またその効き目に個人差もあるという。陸上競技をおこなう上での処方となると、ドーピングには該当しないとはいえ、正当性の問題も出てくるような気がします。

今回の問題を受けて、日本陸上競技連盟は来年の全国高校駅伝大会から、選手の血液検査の結果を報告する方針にしたとのことです。

先週全国高校駅伝競走が行われました。厳しい練習の成果を発揮しようとしている選手たちの姿や表情に感動させられました。健康を損なうことなく、フェアープレー精神を養って欲しいと思います。

                             参考;2018年12月21日 読売新聞 基礎からわかる鉄剤注射                     健検テキスト増補改訂版 女性の健康

代表のプロフィール

岡本代表

資格・認定

☆1986年 中学校教諭免許(理科)取得
              第18382号
☆同年 高等学校教諭免許(理科)取得
              第19458号
☆2015年 MDIC認定取得
          第MDIC020281号
☆2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得

                                      No.E0100390
☆2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
                第4502291800001号
☆同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届出
☆2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
☆同年認知症サポーター養成講座受講

 

経歴

大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。

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