メタボ健診は改善すべき生活習慣を見付けるチャンスを与えてくれるだけです!
「肥満」には脂肪が溜まる場所によって2種類に分けられます。皮膚の直下は皮下脂肪型肥満、内臓の周りは内臓脂肪型肥満と言います。特に気を付けたいのは後者です。
内臓脂肪はHDL(善玉)コレステロールの減少や中性脂肪の増加などを引き起こし、結果的に動脈硬化や脂肪肝などに陥る可能性を高めてしまいます。上記の脂質異常だけでなく、血圧が高くなったり血管が硬くなったりして引き起こされる病態を「メタボリックシンドローム」と言います。この名称を聞くようになって久しいですね。
それもそのはず、そもそもWHO(世界保健機関)がこの名称で診断基準を公表したのが1998年。更に2008年に日本で「特定健康診査」(メタボ健診)が始まりました。今をさかのぼること20年前から10年を節目としたエポックメーキングがあったのです。当時メディアなどが「メタボ」という、記憶に残る略称を多用したことも、メタボリックシンドロームの概念を社会に広めた大きな要因だったと思います。
メタボリックシンドロームの怖いところは・・・
さまざまな生活習慣(偏食,運動・睡眠不足,喫煙 等)から起こる肥満 ➡ 高血糖,高血圧,高脂血症 ➡ 糖尿病や大血管疾患 等 ➡ 糖尿病3大疾患,心疾患 等 ➡ 脳卒中,心不全,認知症 等
この一連の概念を『メタボリックドミノ』と言います。(※1) 要するにメタボ対策は生活習慣病の予防につながるのです。
生活習慣病のひとつである糖尿病。 この病気が歯周病と関係していることは、「歯を守ることは生活習慣病の予防につながる」でもお話しました。先日長野県の地方新聞を読んでいたら、メタボの構成要素である、肥満,高血圧,高血糖,高脂血症の項目が多くなると、歯周病の罹患率が高いという研究結果が載っていました。糖尿病と歯周病の関係が明らかになってきましたが、メタボと歯周病の関係も研究が進んでいるようです。(※2)
生活習慣病に関するさまざまな病名や病態が書かれたドミノが、からだの中でパタパタと連鎖的に倒れていかないようにブロックしたい。その一翼を担うのが口の中の健康なのかもしれません。
生活習慣の改善に欠かせないバランスの良い栄養を、自分の口から摂取するというスタートラインでつまずかないようにしましょう。
出典;(※1)真野俊樹著 [新版]医療マーケティング (※2)2019年3月17日 信濃毎日新聞 第二社会面
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
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