お酒は生活を楽しむためのもの

お酒には健康に良いとされている成分が含まれています。赤ワインや焼酎･･･勿論適度な量で楽しむのが大前提です。「お酒だってからだに良いことがあります」のコラムでお知らせしましたよね。

清涼飲料水に「コーラ」があります。
日本国内でコーラが製造販売されて１０年も経っていなかった、確か小学生の頃に初めて口にした私です。
今とは違って、誕生日やクリスマスなど特別な日に飲める、珍しいジュースという存在でした。
メーカーのキャッチフレーズ「スカッとさわやか＊＊コーラ」。今でも鮮明に憶えています。

その頃、下校中に友だちと、こんな会話を交わした記憶があります。
「コーラって骨を溶かすから、あんまり飲まない方がいいらしいよ。」
「砂糖がたくさん入っているんじゃぁないかな？」
「チクロ*も入ってるのかな？」（*；当時加工食品に含まれていた人工甘味料）
「ブラジルとか南アメリカでは、水の代わりにコーラを飲んでるらしい。」
「本当にからだにイイのかな？」
当時は世に出回って間もないこともあって、おっかなびっくり。正直なところ、私の周りではあまり良いイメージではありませんでした。　　

では海外ではどうでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先日ヨーロッパで働いている知人から聞いた話し。

ドイツではお腹を壊すと、母親が子どもにコーラとプリッツを勧める。
フランス人の友達は、偏頭痛の時にコーラを飲んで痛みを和らげる。
更にペルーに居た時には、食あたりで病院から処方されたのがコーラだったと･･･。前述したお腹を壊した時の対処法の裏付けかもしれません。
みんながみんなではないにしろ、コーラはからだに悪いという、危ういイメージは低いようです。　　

だったら、焼酎のコーラ割り（コークハイ）って、からだにイイかも･･･と思ってしまいます。
もちろん飲み過ぎはダメです。

スペインでポピュラーなお酒で「サングリア」があります。フルーツを赤ワインで漬けたお酒です。サングリアと聞いただけで、フルーティなイメージが湧き上がって、すごく美味しそうですね！

それだけではありません。
フレンチパラドックスの実証にも期待できそうです。
フレンチパラドックスとは、フランス人は脂肪分を多く摂取している割には、心臓病に罹らないという疫学的観察結果です。（＊）

以前、心臓移植された方の体験談を拝聴できる機会に恵まれました。
『働き盛りに注意することは「ストレス」ですか？』という問い掛けをしたところ、深くうなずいていらっしゃいました。

お酒を飲む訳はストレスが溜まっているから。ストレス発散・憂さを晴らすためにお酒を飲む。お酒を飲む前提に、ストレスが溜まっていては、健康的に良くありません。
お酒をストレスで割ってはダメです！

楽しいひとときを過ごしているという、安楽な気持ちをカクテルにして、至福の時を過ごしましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【参考】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊）Wikipedia；フレンチパラドックス