ふとしたしぐさで高齢者の健康を心配してしまったコラム

ごはん茶碗と口の距離

ゆっくりと食事を楽しんでほしい

今も昔も経済的格差は健康格差を生み出しています。(からだと食料の質
明治,大正,昭和の始めに生まれた世代は、戦中戦後の動乱期において、食べる物に困りながら懸命に生きて来られました。
私事ですが、子どもの頃から父母と祖母のごはんの食べ方が気になっていました。ごはん茶碗を口に宛がって掻き込むようにして食べていたのです。ごはん茶碗と口の距離が「0」なのです。
時間に余裕のある時でも急いで食べているかのようでした。飢えに苦しんでいた幼少時代、少しでも早く空腹を満たしたい気持ちがそうさせていたのか?進駐軍が占領下の日本人の頭に噴霧した、ダニ除けの殺虫剤DDTのにおいに誘われるほど、国民は飢えていたというのですから。その頃に身に染み込んでしまったしぐさなのかも知れません。

昭和の頃のホームドラマでは、一家そろって食事するシーンが多かった。「今日の○○家の献立」と題したテロップが流れる脚色もありました。演出によって違いはありましたが、俳優さん達はごはん茶碗を手に持つものの、そこから箸で一口分のごはんを取って口に運んでしました。その様子はゆとりのある、一種品のある食べ方だなぁと思っていました。

私は上京してから、普段掻き込むようにしてごはんを食べる人を見たことがありませんでした。見様見真似で故郷の親たちと同じ食べ方だった。正直言ってなんか恥ずかしい思いが湧いて来て、ごはんの食べ方に気を付るようになりました。
ところが以前お世話差し上げていた「監督さん」(実際に野球チームの監督を務めていた、ウィンドブレーカーがよく似合うおじいさん)がその食べ方だったのです。故郷で食卓を囲んでいた家族を思い出し、何ともいえない懐かしい気持ちになったのです。「いただきます!」と言った途端、ごはん茶碗だけでなくおかずのお皿も口に宛がって掻き込んでいました。食べ始めてから数分で「ごっつあん!」と言って箸を置くのでした。両親とは同世代の典型的な早食いのおやじさんでした。

今になって思うと、両親と祖母、そして「監督さん」の生い立ちに思いを馳せ、すごく可哀そうに思うのです。だからそんなに急いで食べなくてもいいんだよと、なだめてあげたくなってしまう。
もともとごはん粒を固まりとして掬うことなんてできない。戦時中はごはん粒の原型を留めない汁がゆだっのだ言われてしまうかも知れません。だけど子どもの頃に染み付いてしまった食べ方は、もうしなくてもよいのです。
早食いは満腹中枢の働きが乱れて食べ過ぎの原因になり、ゆっくり食べる人に比べてBMIが高くなる傾向がある。(*)食べ過ぎを防ぐ方法として、焦らず少しづつ口に運んで、よく噛むことです。誤嚥も防ぐことができます。味覚だけでなく、噛み応えや舌ざわりでも食を楽しむことができます。

つい先日、私は米ぬかで灰汁を取りながら炊いてくれた、旬の筍の煮付けに喜びを感じました。

 

                            【出典】
                             
(*)健検公式テキスト 増補改訂版 肥満を防ぐ➃

代表取締役のプロフィール

健康わくわくサイト管理者の岡本です

資格・認定

★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
  第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
  第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
  第MDIC020281号

★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
  No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
  第4502291800001号

★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加企業
 認定取得

★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
   「健康マスター普及認定講師」資格更新認定

★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
  2021】認定番号;2021371 取得

 

経歴

大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。

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