私の父はお酒とたばこの好きな人でした。正直言って、前者は控えめなら健康に良い面もありますが、後者は戴けませんよね。手持ちのたばこがなくなると、私は父から財布を渡されて、家の近くにあったたばこの自販機までお使いに行きました。父がいつも吸っているHILITEが売り切れだと、もっと遠くの方までわざわざ買いに行ったものです。それが一番喜んでくれると思った。
昭和・平成時代。誕生日,父の日,敬老の日・・・。父に贈る私からのプレゼントはおおよそたばこだったのです。今の私としてはあり得ない選択でした。
中学校の修学旅行は京都と奈良の歴史探訪でした。家族へのお土産選びは、みんなの顔を思い浮かべながら、どれにしようか?と気持ちを弾ませて選んだのを憶えています。その時に購入した父へのお土産も、京都限定と謳われていた「雅」という銘柄のたばこでした。
時折帰省して実家の敷居を跨ぐと、父の名残を鼻で感じることができます。それは農機具商を営んでいた頃の機械あぶらと、修理の合間に燻らせていたたばこの、2つが入り混じったにおいからです。特に人生の終盤に差し掛かった人に対して、今までの長きに渡る嗜好を変えさせることが、果たして良いことなのでしょうか?今となっては当時たばこを止めさせることなど微塵も思っていなかったことを悔やむ気持ちはありません。
記念日に送るプレゼントは、贈られる人が喜ぶものが絶対条件。贈る人の気持ちを届けることが一番たいせつで喜んでくれるはずだと思う。どんな品物であっても父に寄せる思いを贈ることができるのならば、もっと健康に良いものをプレゼントするべきだったのかも知れません。
アメリカの有名たばこメーカーは、10年以内に紙巻きたばこの販売を終了する検討に入ったという。(*)是非実現して欲しいですね。だけどその代わりにけむりが立たない加熱たばこの販売に注力する方針はいささか戴けませんが・・・。だって周りの人に副流煙の悪影響が無くなりけむりが見えなくなっても、嗅いだことのない不快なにおいが口から放出されるのだから。
今、国や企業が目指そうとしている「ウェルビーイング」の考え方。経済重視から心身の健康と社会的にも満足する、生活の質を高めるための理念を重視することは確かなのです。
【参考】
(*)2021年5月11日 読売新聞 経済面
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2025プラスに認定されました。
【認定番号;20250759】
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2024プラスに認定されました。
【認定番号;20240639】
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