一体でないものは接続部分に注意したいと思うコラム

繋ぎ目は弱り目

隙間のプラークコントロールがたいせつです。

“繋ぎ目” はウィークポイントになるから注意が必要です。
入れ歯はもちろん、インプラント治療に用いる人工の歯・歯根も同じリスクを抱えていると思ってよい。
お口の中のプラークコントロール、プラークを取り除くためのお手入れは絶対に必要なのです。

別々のものを繋ぎ合わせた箇所は、何かとトラブルの起点となる。だから出来るだけ一体型になるように工夫します。

例えば、消火器はたくさんの部品で構成されています。
そのひとつひとつにスパイラル状に凹凸の溝を合わせてねじ込んだり、噛ませたりします。別のネジでわざわざ固定しなければならない箇所もある。だからパーツが多くなってしまい、全体としてどうしても重くなる。
最新の消火器は出来るだけ部品を減らしています。製品の構成部品の数が少ない。容易に加工し易いひとつの原材料で本体が作られています。
危機管理関連の展示会で、実物を手に取ったことがあります。確かに部分が少なくて丈夫。軽くて女性や子どもでも扱い易い。軽い割りには外部からの衝撃にも強くて、耐久性も向上していると感じました。

心臓ペースメーカの本体とリード(導線)を接続するコネクター。
旧タイプのリードと最新型のペースメーカは、直接接続できない場合があった。
世界基準の新型のコネクターと交換するには、旧タイプを切断して接続し直さなければならない。異常のない部分に、リスクを負わせることになる繋ぎ目をわざわざ作るのです。だからリペアは避けたいと思う医師の気持ちは、当時ペースメーカに携わっていた私にも痛いほど伝わって来ました。
現状は世界規格のコネクターが付けられているリードが、医療現場で統一されているはずなので安心です。

意外なことに、「たばこ」は接ぎ木としての優秀なのです。異種の細胞を繋ぎ直す酵素を分泌するのだそうです。融合(?)それとも同化(?)とでも言う性質なのでしょうか。

【関連コラム】 汚名返上できる能力

頭蓋骨は、ヘルメットのようなひとつの湾曲した骨格で形成されているのではありません。
22個の骨がコラーゲンで結合して、脳を囲むように守っています。要するに部品によって出来上がっているのです。
なので僅かながら頭蓋全体に伸縮性があって、間質液(体液の一種,脳脊髄液)の体内循環を生み出している。それを「脳呼吸」と称しています。(*1)
毛細血管を流れる血液に含まれる酸素や栄養を、各細胞に供給するのが間質液なのです。この間質液も体内の細胞に酸素や栄養を届ける架け橋となっています。

脳呼吸と酸素,栄養の取り次ぎという、繋ぎ役が健全だから健やかな生活を送れるのです。

 日本の入れ歯文化は受け継がれています。日本歯科医師会広報委員会のサイトを参考にすると、約480年前には木製の入れ歯が普及していたそうです。
総入れ歯だって部分入れ歯だって、結局口の器官とは完全に一体とはなっていません。
だから、入れ歯を作る段階において、口の中の複雑な動きなどで不安定にならないために、しっかりと型を取ってフィット感を最良にします。
入れ歯安定剤で固定する方もいらっしゃるでしょう。からだが全体的に痩せて来ると、口腔内の様子も変わります。私がお世話させて頂いている方の中にも、今まで使っていた入れ歯が合わなくなって、新しく作り直したおばあさんがいらっしゃいます。

最近は人工歯根を植え込んで、人工の歯を固定する「インプラント治療」が普及しています。けど、気を緩めてはいけません!

インプラントの歯根や人工の歯は、生体ではなく無機的なもの。しかも自分の歯周組織と全くすき間がなくなったと思い込んでいませんか?
ちゃんとお口の中をプラークコントロールすることに越したことはないのです。インプラントだって歯周炎を発症するおそれがある。

歯肉と入れ歯のすき間に食べカスが入って、違和感を覚えたり、痛みが走ったりする時がある。食べることが嫌になって、食欲が落ちてしまうトラブルに悪化してしまうかもしれません。“繋ぎ目” はウィークポイントになるから注意が必要です。

入れ歯はもちろん、インプラント治療に用いる人工の歯・歯根も同じリスクを抱えていると思ってよい。お口の中のプラークコントロール、プラークを取り除くためのお手入れは絶対に必要なのです。

歯と歯肉の境目と、歯の1本1本を意識するように歯ブラシを当がってブラッシング!
磨き終えた時の、スッキリ爽やかな口腔ケアを実感して下さい(*2)

 

                       【出典】
                          (*1)宮野博隆 著 「脳呼吸」が整えば糖尿病は克服できる(幻冬舎)
                        (*2)健検公式テキスト増補改訂第2版 口の健康

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代表取締役のプロフィール

健康わくわくサイト管理者の岡本です。

資格・認定

★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
  第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
  第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
  第MDIC020281号

★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
  No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
  第4502291800001号

★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
     出

★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
     企業認定取得

★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
   「健康マスター普及認定講師」資格更新認定

★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
  2021】認定番号;2021371 取得

★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定
     一覧表番号;164

★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
 認定取得

★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定

★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)

★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
 新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)

経歴

大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。

健康マスター普及認定講師更新eラーニング講座を修了しました。
健康マスター普及認定講師更新
新しいエンブレムを受領しました。
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認定番号;20240639

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株式会社SOilyは昨年に引き続き、令和4年度東京都スポーツ推進企業に認定されました。
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(3年連続)
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