さまざまな分野でAI(人工知能)が応用され始めています。
皆さんご承知の通り、医療分野の技術開発は目覚ましいものがあります。先月参加した医療機器開発展示会のセミナーでの話し。内視鏡の先端から更に細いアームが延びて、病変の疑いがありそうな組織を摘み取って来るだけでなく、この基となる管1本で手術まで行ってしまおうという機器の試作品が公開されていました。それだけに留まらず、胃や腸の壁の色などの情報をAI(人工知能)が判断して、「ここに癌がありそうだ!」と言わんばかりにお知らせしてくれるシステムも紹介されていました。怪しい標的部分を□で囲みながら、「ピピピピ」っとアラームが鳴って注意を促します。X線画像の見過ごしによる医療事故も減らせる可能性があります。
この進歩は膨大な量の情報(ディ―プラーニング)で身を固めたAIが担っています。この科学技術を歯科分野、特に「口臭」の予測にも応用しようと研究が進められています。
口臭の原因疾患で有名な「歯周病」。今テレビなどでよく言われているこの病気は、歯肉炎と歯周炎の総称です。歯とそれを取り囲む歯肉の間にできた歯周ポケットに、歯垢(プラーク)が固まって炎症を起こすことで発症します(出典;健検テキスト第1刷 歯周病①)。勿論口臭の原因になる疾患です。しかし病気がニオイそのものを運ぶのではなく、何かを介してニオイ成分が運ばれるわけです。口臭原因物質の源は「口腔内細菌」が作り出しているのだという。逆に口臭を検査することによって、歯周病に関する情報を得ることになるのでしょう。
それなら原因菌を特定すれば良いのですが、その種類が多過ぎる。そこで細菌を構成している遺伝子の傾向をAIで集計して口臭を予測するのです。
口臭が有る,無いを判定するには、息(呼気)を採取すれば良いはず。しかしこの検査は検体をセンターに送って調べるシステムを想定していて、気体を検査に掛けることは難しい。なぜなら口臭の原因物質は揮発性硫化物なので収集 ~ 保存がなかなかできない。そこで何を検体とするか?それは「唾液」です。
唾液の中には原因菌が出す代謝産物(メタボライト)が含まれているので有用とのことです。今回紹介した唾液による口臭検査はシステムの構築中ですが、この検体を用いてリラックスの度合いを調べることもできるのです。
参考;歯科領域 新技術説明会 人工知能で唾液から口臭の有無を予測する
日本大学 歯学部歯学科 中野善夫教授 講演内容より
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
お電話でのお問合せはこちら
メールでのお問合せは24時間受け付けております。 お気軽にご連絡ください。
※ 回答にお時間を頂く場合がありますのでご了承ください。