女性にとって出産前後は心身ともに負担を強いられます。以前「女性と飲酒の関係」のコラムで、女性のメンタル不調によるお酒の摂取量についてお知らせしました。
みなさんもよくご存知の通り、妊婦と胎児はへその緒で繋がっているため、母親が食べたり飲んだりしたものの影響が直接伝わります。
今までの研究では妊娠中に飲酒の習慣があると、「胎児性アルコール症候群 Fatal Alcohol Syndrone」の危険性が高まるといわれています。赤ちゃんの知能障害や発育障害が起こるのです。
このほど東北大学病院周産期母子センターなどの研究チームが、飲酒の悪影響が胎児だけでなく、妊婦自身にも及ぶことを発表しました。「妊娠高血圧症」のリスクが高まるというのです。高血圧から脳出血や肝臓,腎臓の機能障害等の合併症を引き起こす恐れがある。この研究は全国の妊婦(76,940人)を対象に実施した調査が基になっています。この結果で私が個人的に驚いたことがあります。それは妊娠初期の妊婦の約10%近くが、中後期でも2.6%(1,965人)がお酒を飲んでいたという事実です。(参考;2018年11月7日 読売新聞)
今では特に珍しくないことですが、妊婦が出産前の大きなお腹を露出して記念撮影する方がいます。撮影時間が長くなかったり、撮影場所を温かくしているから心配ご無用なのでしょうが、母体や胎児に「冷え」による悪影響があるのでは?と心配になってしまいます。妊娠中の飲酒となれば、更にレベルの高い禁忌事項と認識するのは私だけではないと思います。アルコールが無害な酢酸に分解されるまでにアセトアルデヒドが生成され、しかもこの毒性のあるアセトアルデヒドを分解する能力に個人差があるというのです。私が妊婦だったら決してお酒なんて、怖くて飲むことなどできないでしょう。
健康に良いことや考え方は、時代によって変って行きます。ある時代は良かれと思われていた措置が、何年か経つと正反対になったりしますよね。妊婦や胎児のからだに良いことや悪いことも然りです。しかしどのくらいの量ならアルコールの害がないのか?現時点では基準などないので、妊娠中の飲酒は避けるべきなのです。その上喫煙だなんて、危険度が更に高まってしまいますよ!(参考;健検公式テキスト 増補改訂版)
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
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