最近耳が遠くなってきたかな?と思っている中高年におススメのコラム

会話のすすめ その1

人と接する価値を高めるために

レコード針を落とすとわずかに聴こえて来るノイズ。
わくわく感に拍車が掛かります!

高度経済成長期に建てられた都市部近郊の集合住宅。
子どもたちが独立(核家族化)したとか、連れ合いに先立たれてしまったとか。
同居する家族がいなくなってしまった。近年高齢者の一人暮らし(独居)が多くみられます。
もともと出不精の方もいらっしゃるでしょう。からだが不自由になり、外出するのも億劫になる。地方は過疎化が深刻な状況です。
これらが原因で人との交流が減っているのです。  

年を取って来ると『フレイル』(虚弱)が進みます。3つのフレイルに要注意です。身体的フレイルに精神的フレイル。そして先に述べたような、社会的フレイルが深刻です。

独居の上、外出することが減ってしまえば、話し相手もいなくなります。会話することも無くなってしまう。会話がなくなれば、声も出さなくなってしまうのです。身体的フレイルと精神的フレイルも進む。生活習慣病のリスクも高まってしまうのです。

「会話」はむかしの出来事や体験を思い出させてくれたり、自分の思いを周りに知ってもらえる方法です。そして会話するための「聴くこと」もたいせつだと思うのです。

日常生活を楽しむ方法はいろいろあります。テレビを観たりお気に入りの音楽を聴いたり、もちろん相手の話しを聴いて会話に華を咲かしたりします。
それらはすべて「声」や「楽器の音色」等々の音の波が耳に伝わって来て、聴覚という感覚が機能しなければなりません。
しかし年を取るに従って、その「音」が聴き取り難くなってしまいます。せっかく若かりし頃に流行った歌や、むかし夢中になったミュージシャンの曲を流しても、聴き取れなければ何にもなりません。

メロディを聴くと、自然に歌詞を口ずさむことってありませんか!?                 言葉は左脳で記憶され、メロディは右脳が覚えます。おもしろいことに、歌詞はメロディと共に右脳に保管されます。(*)また、聞き覚えや思い当たる節があると、会話が途切れずに長続きします。お互いの記憶が重なり合うとうれしくなって、ウキウキしますよね。

先日この “ウキウキ” を実感した出来事がありました。                            私がお世話させて頂いている高齢のご婦人がいらっしゃいます。今は加齢とともに耳が遠くなってしまいました。補聴器を嵌めていたのですが、数日前にどこかに失くしてしまった。今では何も装着していません。相手が何を話しているかを聴き取ることが困難なので、自分から話し掛けることが億劫になってしまったそうです。                                        介護施設の送迎で、このおばあさんと2人だけになる場合があります。そこで私は遠慮なしで、周囲を気にすることなく大きな声で話し掛けてみました。初対面の方との話題作りの切っ掛けにもなる「し・た・し・き・な・かから、「し」の「趣味」についてお尋ねしてみたところ、むかし茶道を学んだ経験をお持ちであることがわかりました。私は親子茶道教室を見学したばかりだった。それなりに話題にお付き合いできる。渡りに船の思いで会話を続けることができたのです。
おばあさんがお師匠さんに随分かわいがってもらったこと。茶道の記事で「婦人画報」にも載ったこと。和服や茶道具に、随分お金が掛かったことなどを話してもらいました。その他に、極プライベートなこと、苦労した身の上話しさえも語ってくれたのです。

会話が進むにつれて、おばあさんの表情が豊かになり、「今はそれなりに幸せよ。」と仰っていました。

もうひとつ気が付いたことをご紹介します。                            私は医療機器に係わるMDICの認証を受けており、お得意のクリニックなど、医療施設にお邪魔します。
待合室では「ジャズ」が流れているクリニックもあれば、自然界で起こる「音」。波の音,風にあおられて木々が揺れる音,小鳥のさえずり等を室内に流している診療所もあります。

ジャンル等はともかく、患者さんにリラックスしてもらうためのBGMでしょう。自律神経の副交感神経を刺激する方法ですね。

私は「思い出」が生活習慣の改善につながりました。あるマラソン大会で湧き上がって来た郷愁が、健康リテラシーに導いてくれた。
このような『プルースト効果』は、音を聴くことでも得ることができます。                                           聴覚の機能をたいせつにしたいですよね。

人と接して会話をしましょう。
身体,精神,の休養にも資する、非常にたいせつな手段だと思っています。

 

                             【出典】
                              
(*)岡本五十雄著 こころのリハビリ からだのリハビリ                

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代表取締役のプロフィール

健康わくわくサイト管理者の岡本です。

資格・認定

★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
  第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
  第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
  第MDIC020281号

★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
  No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
  第4502291800001号

★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
     出

★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
     企業認定取得

★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
   「健康マスター普及認定講師」資格更新認定

★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
  2021】認定番号;2021371 取得

★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定
     一覧表番号;164

★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
 認定取得

★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定

★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)

★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
 新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)

経歴

大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。

健康マスター普及認定講師更新eラーニング講座を修了しました。
健康マスター普及認定講師更新
新しいエンブレムを受領しました。
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認定番号;20240639

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(3年連続)
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