からだの調子がおかしいなぁと思ったり、病気に罹患してしまった時がある。そんな時、国内外問わず、伝統的な民間療法があります。 例えば風邪を引いた時にキンカンや梅干しを黒焼きにして熱湯を注いで飲む。または卵酒を作って飲むというのも、むかしからよく聞きますよね。(*1)
小学生だった頃、訪問先のおばあちゃんが「外は寒かったでしょうに。卵酒を作ったから飲んで行ってね。」と言ってくれました。卵酒はお酒が入っているので、子どもは飲んではいけないものだと思い、もじもじしながら断ってしまったのを憶えています。こどもに卵酒を飲ませる場合はアルコールを十分飛ばせばよいそうです。残念ながらそれ以後、人から卵酒を勧められたことがありません。
卵酒は確かに風邪に良さそうですよ。材料はとてもシンプルです。「鶏卵」「酒」「砂糖」だけですよね。みなさんおなじみのタンパク質という成分は、アミノ酸から構成されていている五大栄養素のひとつ。卵には必須アミノ酸(体内で合成できないか、もしくは合成が難しいアミノ酸)が豊富で、健康保持に必要なものです。(*2) ともかく風邪を引いてしまった場合、特に引き始めは、暖かくして汗をかいて熱を下げることが肝要。少なくとも私自身の対策として実行しています。
寒い夜は熱燗で温まりましょう!なんて言いますよね。なので卵酒を飲むことは利に叶った民間療法だと思うのです。
その卵酒に入れる「たまご」。品質が高ければ、さらにからだに良さそうです。
にわとりに与える飼料を工夫してヨードが多く含まれているたまごのCMがありました。健康志向の高まりにマッチした商品です。
質の良いたまごを生産するには、にわとりに与える飼料だけではありません。飼育方法による差別化も図られています。 よくある「ゲージ飼い」は、狭いカゴの中でひたすらたまごを産ませる生産方法です。飼育方法の簡便さや生産コストとつりあう価格設定などが要因となって、生産者や消費者に受け入れられています。
最近は動物福祉の観点から「平飼い」(地上飼育。行動範囲に制限はあるけど、いわゆる「放し飼い」)のにわとりが生んだたまごが好評とのことです。 以前ご紹介した「人間の恩返し」のコラムで、動物に対する「五つの自由」について触れました。動物園や水族館に於ける、来場者に対する観覧方法だけでなく、家畜の飼育方法にもアニマルウェルフェアの観点が重要視され始めているのです。(*3) 例えばニューヨーク市議会では、フォアグラの販売を条件付きで中止する法案が可決されました。 高級品とはいえ、生産方法が残酷だとの理由からです。対象は無理やり飼料を体内に流し込んで、肝臓を肥大化させる飼育方法で生産された、ガチョウなどのフォアグラです。
健康的でストレスの無い飼育環境で産み落とされたたまごが、より一層人間に活力を与えてくれそう。体調の回復にしっかり効きそうだと思うのは私だけでしょうか?
【出典】
(*1);山ノ内眞一 著 よく効く民間療法
(*2);広辞苑 第6版
(*3);11月8日 読売新聞 くらし
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2025プラスに認定されました。
【認定番号;20250759】
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2024プラスに認定されました。
【認定番号;20240639】
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