脳卒中に気を付けたい中高年にお届けのコラム

2つのFAST

転倒したら注意すること

よく「脳卒中」という病名を見聞きします。脳卒中には「脳梗塞」(脳の血管が詰まって血の流れが止まってしまう),「脳出血」(脳の血管が破れて出血する),「くも膜下出血」(脳の血管にできたこぶが破れて、くも膜下腔に出血する)があります。(*1)                            脳卒中に対処する上での注意点(チェック項目)が4つあります。それらの頭文字から【FAST】と呼称されています。

  1. Face(顔);片方の口角が下がる。
  2. Arm(腕);両腕を伸ばした時に片方の腕が下がる。
  3. Speech(言葉);ろれつが回らない。
  4. Time(時間);発作が現れても症状が治まること(TIA;一過性脳虚血発作)があるのですが、24~48時間以内に脳梗塞を起こす危険性もある。そこで時間を確認して一刻も早く受診する。(*2)

脳卒中にいち早く気付くことは、病状の悪化を防ぐためにたいへん重要です。

最近介護施設のお迎えで利用者様のご自宅に伺った時、顔にあざのある状態で、玄関から出て来られる方がいらっしゃいます。先日お別れした時は何ともなかったのに、いきなりの変貌でびっくりしてしまいます。原因を尋ねてみると、夜にご自宅のトイレで起きた時につまずいて、ベットの角にぶつけたとか、ちょっと物を取ろうと思って立ち上がったら、ふらっとして転んでしまったと仰るのです。顔以外で腕やひざにあざを見付けることもあります。今までそのほとんどで大事に至っていないのが不幸中の幸いです。
座ってばかりいないで、時には立ち上がって歩くことはフレイル予防に役立ちます。だけどご高齢の方はよろけたりつまずいたりして転倒することが多いので、細心の注意が必要です。             高齢者の転び方は健常者と違うように見受けます。予期せぬ危険から反射的に腕や手を使って、顔や頭をかばうことができないのです。片麻痺などの障害を持った方なら尚更です。そのまま真面に床や壁などに打ち付けてしまうのです。もちろん転倒した時に手足や骨盤などを骨折してしまう場合もあります。寝たきりになって、結局ロコモティブシンドロームが進行してしまうこともあるでしょう。

私はMDIC認証を取得して、医療機器についてのサポートを行っています。高齢になると循環器疾患が多くなるので、血の塊り(血栓)が出来難い薬を服用している話しをよく聞きます。もし血栓を出来難くする薬を服用している方が内出血を起こしたら・・・。組織内または体腔内に血管から血が出るのが内出血です。からだの奥で出血していると分からない場合があります。出血している部位が脳の中だったりしたら、その重大さは想像できますよね。転んだ時に頭を打ち付けて頭蓋内で小さな出血が起きて、それが段々と大きくなっていく場合もあるかも知れません。                              そもそもなぜ体内で血液を固まり難くする薬を飲むのでしょうか?                  それは心臓の動きが何らかの原因で不規則になって、血の流れに淀みができたりします。血の流れがスムーズに行かなくなって血栓ができ易くなるのです。その血栓が脳の血管を詰まらせて脳梗塞を起こす。それを防ぐためです。(関係コラム;脱水による血液ドロドロにご注意を 食生活と心臓病・不整脈の関係

日経メディカル電子版によると、第43回脳卒中学会学術集会で  ❝ Think FAST ❞ キャンペーンが始動したことを伝えています。ここで2つめのFASTが出て来ましたね!                  学会が呼び掛けているように、転倒や転落によって頭を打った場合に、

  • 一刻も早くFAST医療機関を受診すること。
  • 医療現場に服用薬の情報を早く(FAST)お知らせすること。
  • ご家族の方も脳卒中の兆候と薬の効果・効能など、服用している人がどんなリスクを抱えているかをいち早く(FAST)気が付くこと。

が肝要です。(*3)

私は看護師や薬剤師などの医療従事者ではありません。薬品に対する詳細な知識も持ち合わせていません。だけどお世話する高齢者の方々がどんな薬を服用しているかを概要だけでも認識しておこうと思います。

 

               【参考】
                (*1)健検公式テキスト増補改訂版 突然死を招く病気のサイン
                (*2)
健康マスター・普及認定講師資格更新e-ライニング講座Ⅰ                                                                        日本健康生活推進協会 江木 佐織                                                                                                         (*3)2019年12月14日 読売新聞 特別面

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代表取締役のプロフィール

健康わくわくサイト管理者の岡本です。

資格・認定

★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
  第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
  第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
  第MDIC020281号

★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
  No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
  第4502291800001号

★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
     出

★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
     企業認定取得

★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
   「健康マスター普及認定講師」資格更新認定

★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
  2021】認定番号;2021371 取得

★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定
     一覧表番号;164

★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
 認定取得

★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定

★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)

★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
 新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)

経歴

大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。

健康マスター普及認定講師更新eラーニング講座を修了しました。
健康マスター普及認定講師更新
新しいエンブレムを受領しました。
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