今回は教訓と思しいコラムを一席。
以前歯・口腔の健康のカテゴリーに於いて、ブリッジ治療の細かなケアを怠ってしまったことをお知らせしました。(そして歯が欠けてしまった)
ところが早く治療すべき事態だったのに、他の健康な歯に災いが降り掛かりました。
無精のたたりですね。下あごの前歯(中切歯)が欠けてしまったのです。
前歯と奥歯にはそれぞれ役割があるはずです。それぞれ歯の形からしても、得意な作業を見て取れる。そして各々の歯が耐えることのできる圧力も推察できます。
日ごろ食事する時は前歯で食べ物を噛み切ります。だから先端は切れ味が良いナイフのようです。臼歯(奥歯)は字のごとく、穀物などを突き砕いて粉状にする「臼」になぞらえた役割を担う歯。食べ物を効率よくすり潰してくれます。スポーツでは瞬発力を高めるために奥歯を噛み締める時がある。顎から伝わる大きな圧力にも負けじとガッチリと腰を据えています。
ブリッジの土台となっている奥歯が欠けて、そこに食べ物が詰まるようになり、更に力強く食べ物を噛み砕くことが出来なくなってきました。そこで歯科クリニックで早めに治療してもらえばよかったのにそのままにしてきたわけです。思い返してみると、臼歯の役を前歯に押し付けた歯の使い方だった。前歯が担う役割から外れた作業を、容赦なく押し付けたために欠けてしまったのでしょう。不適任な役割を強要した報いです。
摂食嚥下という一連の動作があります。食べ物を口に運んでモグモグしてゴックンと飲み込む。特に咀嚼運動においては食べ物を適度な大きさに噛み切り、そして噛み砕きすり潰します。よく噛むことで消化を助け、歯ごたえや味を楽しむことができます。生まれながらにして、前歯と奥歯には相応の役割があるにもかかわらず、私自身がチームワークを乱してしまった。無理な人員削減で組織のバランスが崩れてシステムが機能しなくなった銀行とどっちもどっちの実例です。
永久歯が欠損してしまうと、その後は生えて来ません。その点げっ歯類はいいですよね。ネズミやウサギはズンズン生えて来る。だけど伸び過ぎて邪魔にならないように、頻繁に何かを噛んでいないといけない。ハムスター用のかじり石も市販されているくらいです。だけど今になってもこんなことを思っていることは、健康維持に大切な相棒への思いやりに欠けている証拠ですね。
2018年に日本歯科医師会が行った「歯科医療に関する一般生活者意識調査」において、75.7%の人がもっと早くから歯の治療を受けていればよかったと回答したそうです。そう後悔しないために、何はともあれ直ぐに歯科クリニックで治療してもらうことにします。そしてミュータンス連鎖球菌(虫歯の原因菌)とラクトパチルス菌(虫歯を進行させてしまう菌)を減らすために、食後早めに歯磨きします!(*)
【出典】
(*)安岡大志著 人生を好転させる歯科治療
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
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