たばこのポイ捨てが減ることで得られる効果

紙巻きたばこの喫煙率が２０％を切った。おかげでたばこのポイ捨ても減ったようだ。
気分よくワンちゃんとお散歩しましょう。

 喫煙によって不健康な有害物質を取り込むことなく、街の美化にも効果的です。そしてワンちゃんは路肩の吸い殻ごみを素足で踏み付けることなく、マーキングできるというものです。
たばこのポイ捨てが減ると、社会に資する効き目が表れてくる。

先日外出先でサンダルが崩壊した。灼熱の太陽で熱せられたアスファルトの上を、裸足で帰らなければいけない状況にハマってしまった。長距離ランナーに流行りの厚底シューズと、真逆の体験してしまった私です。
仕方なく塀や壁の際ある長くて細い日陰を、ぎこちない格好で伝い歩きした時に気が付いたのです。そこここにあったはずのたばこの吸い殻が落ちていない。たばこのポイ捨てが減ったと察知したのです。

 巷に転がっているたばこの吸い殻が減ると・・・、

• 喫煙者減少の兆候と見て取れる。
  喫煙率が下がれば、当然のことながら “がん” を代表とするたばこの健康被害がなくなります。
  【関連コラム】やっぱり嗜好の改善は健康につながります。
• ​豪雨による被害拡大を防ぐ。
  公営・民営問わず、共同住宅では共通した問題が浮上している。
  住民による敷地内の清掃作業はむかしからの慣例作業です。しかし住民の高齢化から始まって、共稼ぎ世代や外国人の居住者が増加傾向です。生活が多様化したことで、参加することが難しい世帯が多くなっている。住民による、住民のための住みよい環境維持のための清掃活動がおろそかになりがちです。その対策として公営住宅でも管理業者に外注しています。けど諸経費の負担などから、住民の合意がなかなか得られず、容易に外部委託できない。側溝に溜まったたばこの吸い殻などのゴミは、塵も積もれば山となる。豪雨による雨水の排水機能がストップてしまうのです。
  街の美化は見た目だけではなく、有事の対策としても重要なのです。
  ​【関連コラム】たばこのイメージダウン
• 飼い主も不快にさせないマーキング行為。
  ワンちゃんネコちゃんの肉球の役割は主に３つあるという。（＊）

1. 足音を消す。
2. 足の裏と接触する表面の状態を把握する。
3. 高いところから飛び降りる時など、着地する際の衝撃を和らげる。
   
   ワンちゃんやネコちゃん足の裏にある肉球は、決して熱に強いわけではなさそうです。火傷だってするのです。
   イヌといっしょに散歩している中高年をよく見かけます。
   炎天下を避けての散歩だって、灼熱の太陽にさらされていれば熱さはしっかりと残っているはず。
   片足を上げて路肩にある電柱などにおしっこをピッと掛けます。本能から来る縄張りを主張する行為です。マーキングの習性ですよね。
   大概道のド真ん中でなく道の隅に寄ってします。電柱の他、けっこう塀や壁にもしますよね。そこは僅かながら細い日陰が続いています。もちろん日陰の路面温度は日向と大違い。素足でも苦痛を感じることもなく立っていられます。上述した実体験から明言できるのです。（笑）
   
   だから熱い日向を避けようと、わざわざ日陰を選びながらマーキングしなくても、塀際だったら苦にならないでしょう。飼い主としても、平気でたばこのポイ捨ての上を歩かせるのは気持のよいものではないはず。路肩にたばこの吸い殻が無ければ、マーキング“する”側，“させる”側、嫌にならずにお散歩できるのかも知れない。

そんなことをあれこれ思いつつ、もっともっと喫煙率が下がることを願っているのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【参考】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊）肉球－Wikipedia