共食に関するあれこれを綴ってみました。

親和性を生み出す共食

心とからだに “糧” を届けてくれます。

集いの場・・・小金井桜の下で食べるお弁当は格別です!!

「窓を開ければ富士山が見える。」
そんなところで生まれ育ったおばあさんがいらっしゃいます。介護施設の送迎車の中で、いろいろお話ししています。愛称「フジヤマさん」は、小金井公園の近くにお住まいです。
「フジヤマさんは大きな公園の近くが自宅でいいですよね。広くて気持ちイイ。公園でみんなといっしょに食べるお弁当って、どうしてあんなに美味しいのだろうね?」お互いにそうだそうだとうなずく。
結局送迎車の中では、その美味しさのわけは分からず終いでした。

けど後になって、その理由がふと思い付きました。

  •  コロナ禍真只中の頃、「リモート○○」が流行りしました。代表的なのはリモートワーク。そのためアブセンティズムはあまり重視されなくなり、代わってプレゼンティズムが尊重される気運が育ったように思う。
    「リモート飲み会」なる、ちょっとしたイベントを仲間内で開いた方もいらっしゃったでしょう。如何でしたか?盛り上がりましたか??

    私が思うに、正直言って詰まりません。やっぱり空間を共有して同じ空気・雰囲気を肌で感じながらお話していくうちに、初めて真のコミュニケーションが取れると思う。画面越しの酒盛り・・・そこはかとない冷めた空気を感じてしまうのです。
  • 政治家さん達はお互いのご機嫌伺いや腹の探り合いに、わざわざ高級料亭で会食しますよね。なぜでしょうか?
    壁に耳あり障子に目あり。出来るだけ当事者以外の人間が近寄ることができない、隔離された場所が高級料亭なのでしょうか?わざわざお金が懸かる場所で、ひそひそささやき合わなくても良いのではないか?そんな場所に政治活動費が落ちるのでしょうね。税金の無駄遣いだと思いませんか。
    ちょっと話が横道に外れそうなので、これくらいにしましょう。
  • 京都祇園祭のプレミアム観覧席での酒類・料理の提供が取り止めとなった。その理由として、祇園祭は「俗」ではなく「聖」なるものという価値観が絡んでいる様です。単なる見世物ではなく聖なる儀式。飲み食いしながらの観覧は趣旨とかけ離れている行為と断じたのかもしれません。(*1)
  • 年末のクリスマスシーズン恒例の芸能人ディナーショー。豪華な料理とお気に入りの曲。どちらに集中すれば良いのか?服装やアクセサリー、そして振る舞いにも気を配る必要がありそう。柄にもない私としては、共食を楽しむ場ではなさそうです。
  • リアルな会食・共食は、その場に居合わせる人と人との距離を縮めてくれる。垣根を低くしてくれますよね。だから正直な会話ができると思うのです。
    ​みんなで同じものを口に運ぶ場面は、学校給食が真っ先に思い浮かびます。日本の学校給食は山形県鶴岡市酒井家大督寺の小学校が発祥の地だとか。貧しい子どもたちにおにぎりを食べさせたのが最初。(*2)
    そして公園に出掛けてお弁当を広げるひとときは幸せな気持ちにしてくれる。親睦を深め、お互いを理解して分かち合う手段と思う。
  • 水稲栽培・水田は書いて字の如く、潅漑用水が肝心かなめ。農地一帯に用水路を張り巡らすには、地域が協力し合って構築しなければならないインフラストラクチャ―だ。そんな水田で収穫されたお米なのです。日本人の主食、お米一粒は1年懸けないと収穫できません。そして多くの人たちによってもたらされる食材です。日本の食文化の礎と言ってよい。お米には、育て収穫し市場へ供給する生産者の気持ちが密かに宿る。
  • 脱脂粉乳の入ったカップを前にして、コッペパンを頬張る幼い女の子たち。UNICEFのポスターに載っている1枚の写真です。おかっぱ頭の彼女たちはみんな満面の笑みを浮かべている。やっぱり食事は幸福のひととき。しかも同じものをみんなで食べれば、思いやりや連帯感も育まれるのではないでしょうか。
    いくら広々とした公園とはいえ、たった一人で食べても飛び切り旨いとは言えないし、むしろ味気ない。みんなで食べるお弁当,給食。そこに自然と会話が生まれる。だから美味しいのです。

もう一度言わせて下さい。
孤食を避けて、家族や友達といっしょに食事する。本来食事は楽しいもの。その楽しみを仲間と共有することで、お弁当の味も一段と引き立つのでしょう。
社会の中で生きていくには、共食を心身の “糧” として取り入れることを推奨します。

【関連コラム】 孤食より共食が良い。

 

 

                         【出典】
                         (*1)2024年6月29日 読売新聞 祇園祭 伝統と観光の間で

                         (*2)2024年5月24日 日本経済新聞オンライン
                              学校給食、起源は山形のおにぎり 地域が支えこども満腹

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代表取締役のプロフィール

健康わくわくサイト管理者の岡本です。

資格・認定

★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
  第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
  第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
  第MDIC020281号

★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
  No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
  第4502291800001号

★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
     出

★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
     企業認定取得

★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
   「健康マスター普及認定講師」資格更新認定

★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
  2021】認定番号;2021371 取得

★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定
     一覧表番号;164

★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
 認定取得

★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定

★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
     ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)

★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
 新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)

経歴

大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。

健康マスター普及認定講師更新eラーニング講座を修了しました。
健康マスター普及認定講師更新
新しいエンブレムを受領しました。
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認定番号;20240639

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株式会社SOilyは昨年に引き続き、令和4年度東京都スポーツ推進企業に認定されました。
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