『口』を使って食べたり飲んだり、息を吸ったり吐いたりします。 これらは健康に生活する上で絶対に必要な口の機能です。その根拠として、摂食嚥下のはたらきが衰えると誤嚥性肺炎になる可能性が高まること(参考コラム;オーラルフレイルにも要注意)が挙げられます。 例えば「食べる」という一連の動作を段階的に分けて(噛む,のどの奥に送り込む,飲み込むなど)、それぞれを担っている器官(歯全体,舌,あご)を検査する方法があります。口腔機能低下症の診断に役立てるのです。(参考コラム;摂食機能の意外な検査方法)オーラルフレイルをチェックする方法でもあります。
他にもたいせつな口の機能があります。「話す」とか「顔の表情の一部」としての役わりもあることを忘れてはいけません。(*1) 何らかの原因で発声することができなかったり、聴覚に障害のある方々には手話を使って意思疎通を図っています。今のテレビ放送では音声言語といっしょに手話という視覚言語も流れています。 先日新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言のニュースを見ました。各自治体の首長たちの会見でも手話が並列して放映されています。 手や指の動作は当然ですが、口の動きやそれに伴った顔の表情が、視覚言語として欠くことができないと直感できます。中継の途中で手話の使い手が交代する様子を見た時、手話は体力もかなり消耗する方法なのだと思い知らされました。思考内容を的確なことばに置き替えて声に出すことすらむずかしいのに・・・。 視覚言語はくちびるの動きで何を言っているかを判断する読唇術とは違った、口にも感情を込めて表現する意志伝達方法ですね。
今、マスクが頻用されています。新型コロナウイルス感染拡大の予防のために口が覆われます。手話は手指の動きと口の形は人馬一体の関係ともいえる。言語として成り立たせるための必要条件を隠すことは避けなければなりません。(*2) 早速政府の記者会見で、手話通訳士が透明のフェースガードを着用する対応は評価できました。フェースガードは嵩張りますよね。そこで歯医者さんが使っているような小さめのマウスガード(?)の普及や、透明な素材を用いた不織布マスクみたいな代替品を開発して欲しいです。 せっかく健康的な口の動きと手指の表現技法を身に付けているのだから。
新型コロナ禍によって、今までとは違った生活様式の変化に順応しなければならないでしょう。 健常者と障害者が共存できる配慮をなおざりにしてはいけません。
出典;(*1) 日本口腔保健協会ホームページ
(*2)2020年4月25日 読売新聞 くらし
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
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