畜産物,水産物,農産物。環境の変化で地方特産物の変わり様が伺えます。北海道は鮭漁が盛んという印象が強い。しかし近年の温暖化によって鰤漁がその代わりになりつつある。北海道産の白米も話題に上る。青森県を代表するリンゴの生産も、桃栽培に白羽の矢が向けられているという。(*1)一般消費者の要望などが後押しとなって、品種改良が進められています。だけどやっぱりむかしと変わって欲しくないと思う特徴があります。
私の野菜好きは、幼少の頃からずっと変わりません。
野菜たちの持つ色やかたちを見るに連れ、その他の特徴を連想します。歯ごたえや舌ざわりもそうなのですが、何と言っても各々が持つ「味」を直感的に思い起す。野菜大好き人間の私にとって、そっとそのままにして置いて欲しい農産物の味があります。きゅうりやトマト、ニンジン、ピーマン、セロリに、付け合わせのパセリに至るまで・・・それぞれの緑黄色野菜は ”味” でもしっかり主張して欲しいのです。
みなさんもそれぞれの野菜を見ると、思い浮かべる事柄があるはずです。生まれて初めて食べた時の印象は根強い。今まで体験してきた味わいで、好きになったり嫌いになってしまったりするでしょう。人生に於ける初物が好物になればラッキーだけど、苦手になってしまうのは不運です。トラウマになってしまったら残念至極ですよね。きゅうりの青臭さや表面のボツボツを取るために、板ずりや下茹でといった調理法でカバーします。だけど私は野菜そのままの味を楽しみたい。それぞれの野菜たちが持つ味は、私にとっては好運な出会いだと思っています。
人には好き嫌いがあるから、消費者の声に応えるべく品種改良される。だから最近の野菜は味がかなり薄くなったように感じて仕方ない。
「これぞキュウリ!」とか、「トマトはこの味!青臭さがなんとも言えない。」将又、「ピーマンの味がしっかりしていないと、ピーマンの肉詰めは美味しくない。椎茸の肉詰めに負けちゃうぞ。」なんて思ったりします。味は濃い方がイイのです!(食材が持つ天然の味)
むかし初めて口にした時に、まったく抵抗なく受け入れることの出来た味がある。子どもの頃、枝からむしり取ってそのまま頬張ったトマト。そして井戸水で冷やしたブツブツが残ったキュウリをカリっと頬張った味が、最近恋しくなるのです。ちなみに新鮮で完熟前の、ボツボツが残っているキュウリは美味なのです。(*2)食べごろなのでしょうね。
信州の介護施設では、ご利用者様のリハビリも兼ねて農園作業が行われています。私がお邪魔した時はちょうど収穫時期で、慣れた手つきで収穫しているおばあさん。取れたての野菜を片手に得意げなおじいさんたちがいらっしゃいました。早速おやつ代わりにもろきゅうを頬張るそうで、うらやましい思いが沸いて来ました。お口のリハビリにもなるし、いろいろな効果が期待できる取り組みだと感心しました。(高齢者自身の体験をフレイル予防に活かす)
緑黄色野菜はカロテン豊富。ビタミンA(βカロテン),B1,Cの他にカルシウムや鉄分などミネラルも含まれている。だから1日に食べてほしい350g以上の野菜類のうち、その3分の1を緑黄色野菜で補うことが望ましいと言われています。(*3)
品種改良しても栄養価に変わりがないのかも知れません。けど口当たりの良さだけを追求すると、もともと緑黄色野菜が持っている何かしらの効用が、減衰してしまうのかも知れません。嫌がらずに「良薬は口に苦し」と思って召し上がってみて下さい。意外とクセになるかも知れませんよ。
【出典】
(*1)2022年3月12日 読売新聞 ニュースの門
(*2)農林水産省ホームページ
(*3)健検テキスト増補改訂版 長生きのカギを握る食生活③ 野菜を食べよう!
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
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