健康満足度が計れる結果を目標にする。

今よりも生活活動量が増える行動に替えると、生活習慣を改善できる目標に近付きます。

夜になると自然に眠くなる。そのタイミングを逃すことなく床に就く。そうすれば寝付きが悪いことで悩みません。そしてひとりでに起床時間も決まってくる。
そうすれば規則正しい生活を送るという目標が達成され、健康満足度の目安にもなるのです。

 東日本大震災と新型コロナウイルスのパンデミック。人生の中でそうは起こらないこれらの歴史的大異変。それまで抵抗感や迷いもなく、普通に行ってきた習慣を、その当時から顧み、そして今でも継続していることがあります。

1. 東日本大震災から続けていること。
   家に居る時は不要な照明を極力消すことです。
   原発事故に代表されるインフラへの甚大な損害を被った。計画停電の予告など、節電が強力に呼び掛けられました。だから我が家でも何かできることはないか？と思ったのです。例えば、
   ​​・浴室と洗面脱衣所のどちらかの照明をOFFにします。
   我が家は半透明（曇り）ドアで仕切られているから、浴室の電気を点ければ脱衣所も明るい。少なくとも薄暗くて困ることはありません。２部屋に煌々とした明るさは必要ないので、１部屋消灯しても特に問題ありません。
   ・門柱の電灯を宵の口に消してしまう。
   ２０時前には消灯したいですね。だって、今の今までそんな時間に人が訪ねて来たことがないから。家族の帰宅時間も特別な場合を除くと、そうは遅くなりません。
2. 新型コロナ感染拡大時から守っていること。
   外出中に滅多やたらと物に触らないように気を付けています。電車やバスの車内にあるつり革手すり、エスカレーターの両脇にあるベルトを極力掴まないようにしています。
   不安定に動く車内でしっかり踏ん張ることになります。からだのバランス感覚に刺激を与えて、足腰の筋トレにもつながると思っています。感染症の予防策というよりも、生活活動量のアップになる。特異性の原理に従っている行動と思っています。（＊）
   小学生の頃、絶大なる人気を博したスポコン漫画の金字塔「巨人の星」。巨人軍の二軍選手たち（？）が、移動中のバスの中でさえ、つま先立ちして下半身を鍛えている一場面に感化されているようですが・・・。（笑）

そんな “乗り” に合わせて、生活活動量をもうちょっと増やしてみようと思い立った。
日常生活に於ける移動手段を自転車中心から徒歩に替えています。夜のはじめの頃になれば、程よい疲れが睡眠欲を刺激してくれます。スムーズな入眠という一日のご褒美をもたらしてくれるのです。
それが目標達成の目安なのです。

【関連コラム】 お掃除を柔軟体操や筋トレに代えちゃいましょう。

 スマートホンやタブレット端末で歩数を測る目標は何でしょうか？ここで言う目標とは、例えば１日の歩数を８，０００歩に定めることではありません。具体的に生活習慣の何をどう変えるかを目標に定めるのです。

だから、私の生活習慣の改善の紐付けとして、

一次的目標；「生活活動量と運動強度のUP」
　　　　　　➡ 移動手段を徒歩優先，電車内では捕まり立ちしない。

二次的目標；「スムーズな入眠と起床」
　　　　　　➡ 程好い疲労感を感じながら “ねむりの作法” の実践と検証
                   【関連コラム】 “ねむりの作法”

到達点；納得できるメリハリの利いた規則正しい生活習慣の定着

実感できる達成感を目標とすれば継続力を生むことにつながる。
その相乗効果が行動変容を起こして、行き着く先の健康的人生を獲得する【目的】に辿り着くのです。

【関連コラム】 スポーツと運動

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【参考】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊）健検公式テキスト増補改訂第２版　目的に合わせた運動選び