料理界をリードした中華料理の達人・陳健一さん。自ら「天才」を自称していた元芸能人、上岡龍太郎さん等々・・・。2023年逝去された著名人の方々です。
亡くなられた死因は「間質性肺炎」。概要として、肺を構成する肺胞という組織に酸素が取り込まれ難くなる病気です。(*1)
間質性肺炎という病名から私が抱くイメージとしては、息苦しい、いわゆる窒息状態に陥るといったところでしょうか。さぞかし苦しかったこととお察しします。
それでは、肺胞自体が機能を失ったら・・・。末恐ろしい結果に陥ることが容易に想像付く。
世界禁煙デー&禁煙週間に合わせて、厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトでは毎年イベントを開催しています。昨年同様、今年も参加してきました。
体内に酸素を取り入れ、要らない二酸化炭素を外に放出する。そのガス交換を担っているのは肺の中にある「肺胞」という小さな袋状の部位です。
肺胞は一度組織が破壊を受けると元に戻りません!今回の禁煙デー記念イベントで繰り返し述べられていた事実です。
そしてたばこが一因となる肺の病気に、間質性肺炎の他に慢性閉塞性肺疾患(COPD)がある。COPDは喫煙との因果関係が十分にある、レベル1に相当する辛い病気なのです。
5月31日は世界禁煙デー。日本では6月6日まで禁煙週間です。2024年6月1日読売新聞では、禁煙の啓発で東京タワーがライトアップされており、「受動喫煙をしたくない、させたくない」の思いを込めていると解説されています。
受動喫煙をしたくないと思うのは嫌煙者。では、「受動喫煙をさせたくない」と思ってくれる喫煙者はどれほどいらっしゃるのでしょうか?
残留喫煙(三次喫煙)の片棒を担ぎたくない!だから喫煙所の近くすら、通りたくありません。
どうして??
有害なガスが漂っている可能性の高い空気の中を通って、有害物質を他所の場所に振り撒くことなんかできません。たばこを吸わない人達に不健康の元凶をバラ掻きたくないと思う。
結局、嫌煙家の私も残留喫煙に荷担してしまうからなのです。
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たばこの代金にはたばこ税が含まれている。十分承知していることですよね。だけど、たばこ税が徴収されてから、その後どう使われているのか?
そこで国税庁のホームページにアクセスしてみました。たばこ特別税は旧国鉄等の借金返済の財源に充てているとか。
現在沖縄県那覇市内にモノレールが走っているものの、旧国鉄時代の鉄道はありません。又、都道府県データランキングのサイトでは、沖縄県は喫煙率が48都道府県中12位(2019年統計)。19.5%の県民がたばこを吸っている、10人中2人弱の人が、たばこを買って納税していると推察できる。
一時的な感情だけでは禁煙に成功できずに諦めるケースが多々あります。けど私が沖縄県民だったら、旧国鉄の借金返済の片棒を担ぎたくない。たばこによる健康への害に加えて、たばこから離れる動機やたばこを吸わない、吸わせない試みの継続につながるのかもしれません。
【出典】
(*1)日本呼吸器学会ホームページ 呼吸器の病気
(*2)令和6年度スマート・ライフ・プロジェクト世界禁煙デー記念イベント
たばことCOPDの関係性について世論調査結果報告 若尾文彦(国立がん研究C がん対策情報C副本部長)
(*3)日本医師会発行 日本医師会広報課・健康医療第二課企画制作禁煙は愛 2024年度版 禁煙は周囲への愛
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
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