脱水と便秘

今年の夏はとにかく暑かった。日陰に入ると、何となく肌に当たる風が秋を感じさせなくもないけど、やっぱりまだ暑い。
メディアでは小まめな水分補給を繰り返し推奨しています。何と言っても“脱水”は熱中症の危険度を上げてしまいますからね。
みなさんはからだに何らかの変調を来たしていませんか？

熱中症の典型的な症状、頭痛，吐き気，めまいにけいれん等。それ以外に、脱水が原因と推察できる生活習慣上の変化を体験しました。

 はっきり言います。「便秘」です。

私の排便習慣は春先まではちゃんとしていた。規則正しく毎朝ほぼ決まった頃に便意をもよおしていました。スッキリだったのです。
ところが夏真っ盛りの時期は２～３日間なかったのです。
「いました。」「だった。」と今になっても過去形で表現するには訳があります。最悪の時期に比べれば、トイレで腰掛けてからそれほど「いきむ・気張る」ことはなくなりました。けど現状未だに完全回復には至っていないからです。

今まですんなり気分の良い快便生活だったのに・・・。イライラまでは行きませんが、気分の乗りがイマイチなんですよね。

便秘の原因も様々です。薬物由来の便秘もある。抗コリン薬は尿漏れに代表される過活動膀胱を抑制する薬。ちなみに「コリン」とは副交感神経を刺激する伝達物質のアセチルコリンのこと。薬には副作用が付き物のようです。この抗コリン薬は口の渇きの他に便秘になる可能性が高いそうです。（＊）

私は薬の定期的服用に無縁。なので、私の便秘の原因は体内の脱水だと推察した。
もともと食事の際は多く水分摂取しています。冷茶が主で、ジョッキで何杯もあおっています。お腹を壊すことなく、グビグビやっています。

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なのに、お通じが正常でない。便秘の症状に悩まされる。
今季、マスコミが連呼する「小まめな水分補給」の持つ価値が分かったように思う。便秘にならないとは限らないと悟った。脱水は血液ドロドロによる循環器系のトラブルだけでなく、消化器系の働きである排泄機能にも影響すると。

日常生活を送る上で脱水の危険度が高いままの状況下では、水分摂取の特別なタイミングというものはない。昼間継続して水分を取ることが重要なのですね。
生命維持のためにからだに取り入れた水分。その使われ方、優先順位があるのでしょう。
満遍なく、過不足なく、水分を必要とする器官や用途に行き届けば健康が保たれる。ところが今年の猛暑がその機能を狂わせてしまったのでしょう。

ようやく最近になってスムーズな排便になってきた。どこに症状が現れるか分からない脱水状態が、徐々に癒えてきたようです。

これから段々と涼しくなってくる。次は硬便の逆、軟便に注意が必要ですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【参考】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＊）２０２４年８月２２日読売新聞　高齢者の服薬管理3/5