時代が変われば社会も変わる。全てに変化がもたらさせると言ってよい。今、巷には令和の二宮尊徳さん(通称;二宮金次郎)がはびこっています。そのむかし、二宮金次郎さんの石像が通っていた小学校にありました。昭和期の小学校にはよくあったモニュメントです。何かにつけて令和の時代にそぐわない等の理由で撤去されているらしい。
あの像を眺めたところで、勤勉さは伝わらない時代になってしまいました。
但し、令和の二宮さんと江戸時代のその方とは、外見上、体勢が似ているだけ。当然異なる点が散見されます。
服装や髪型は元より、『背負っている物』は薪とリュック。そして『手に持っている物』は書物とスマートホンの違いがある。
両者の「ながら歩行」を見ると、安全そっち退けで、歩く先に傾注している様子は無さそうです。だったら何故、歩きながら手元に気をとられなければならないのでしょうか?
江戸時代の二宮さんの場合。
当時薪は生活必需品。薪が無ければ米を炊くことも風呂を沸かす事も出来なかった。寒い時期には暖を取り、寒さを凌いでいた。薪には現代の電気やガスと変わらない価値があった。だから薪を集めて運ぶことは立派な家事だった。井戸もない未開地域の住民の朝一番の仕事、水汲みに相当する。生活を成り立たせる力の根源を運んでいたとも理解できます。
金次郎さんは薪運びをせざるを得ない状況の中から、勉学に励みたいがために学習時間の捻出を図っていた。だから食い入るように書物を読み漁っていたのでしょう。
一方令和の二宮さんは、スマホを片手に、どこにでも出没しています。
スマホに夢中になっている理由や動機はたくさん有り過ぎです。余暇の穴埋めとして、手持無沙汰で画面を凝視している人の割合が高いと思える。それだけ便利で豊かな生活環境で生活しているということなのかもしれません。
江戸時代と令和時代の二宮金次郎さん。健康マスター普及認定講師の立場から、同じところもあると言えそうです。背負う荷物は違えど、運動負荷を与えています。程度はさまざまですが、物理的運動強度を高くして歩行している点です。
2022年国民健康・栄養調査の結果として、1日の歩行数が減っていると公表されています。20歳以上の日本人の場合で、10年前と比べて1日に平均で約400歩~700歩減少しています。減少の傾向がダラダラと続いているそうです。(*1)
両者はそんな減少傾向にある『歩く』という生活活動を行っているのです。
だから健康的で効率の良いウォーキング方法を実践したい。
そこで、手に持つスマホに気を取られるばかりでなく、時には脚にも注意を払って欲しいと思うのです。もっと健康的な歩き方を実践するのです。
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気を掛ける部位を手元から膝に移してみませんか?
分かり易く言えば、脚の膝に注力する。膝の表と裏。膝を『く』の字に曲げた時の凸と凹です。有酸素運動としてのウォーキングは、何も気にせずダラダラ歩くのではありません。
運動トレーナーさん達がウォーキングのコツをレクチャーしています。SNSや専門誌、健康イベント等々、みなさんも見たり聞いたりしているでしょう。
ウォーキングで気を付けるポイントが幾つかあります。そのひとつとして、骨盤から脚を動かすことが解説されています。(*2)
ですが、どんな感覚で動かせば良いのか?人によっては、なかなかハッキリと掴めないのかもしれません。さらに前進する際に後ろに残った脚の膝をしっかり伸ばすことも挙げられている。(*2)膝の裏(凹)の部位を指していると思い、自分のウォーキングの体勢に当てはめて実践してみた。
すると確かに歩幅が広がり、推進力が増すように感じました。スイスイとリズミカルに歩ける。スロージョギングの前段階のような歩行運動ができると実感しました。
人によって、表現のしっくり感は区々ですよね。そこで、欲を出してウォーキングのレベルアップのために、もっと分かり易く実践し易い表現を考えてみた。膝の裏(凹)よりも表(凸)に意識を向けることの方が、分かり易くて実行できるはずでは・・・。
『膝を高く上げる。』
この表現は使えると確信しました。既に膝を高く上げる要領は、私の健康ジョギングで採用しています。実際にはお笑いコンビ「ゆーとぴあ」のお決まりポーズが頭に浮かび、“ユートピアジョギング” と命名しました。(笑)
脚の膝を高く上げるポーズですよね。
何はともあれ、階段が上れなくなるのは一段上に脚が上がらないということ。ステップアップするには膝を上げなければなりません。介護施設の送迎の際、高齢者の歩き方を観察すると、膝は曲がれど上がっていません。だからずり脚の傾向となって、ちょっとの段差につまずくと考察しています。それだけ膝を上げるという運動能力はたいせつなのです。
老若男女、ウォーキングはもちろん普段通りを歩いている時も、少しでも膝を高く上げることを意識し、是非実践してみて下さい。
最近階段を1ステップ飛ばして上り下りしたくなる私です。
【参考】
(*1)2024年9月28日読売新聞 日本人の歩数 右肩下がり
(*2)2024年9月14日読売新聞 骨盤から脚を動かそう
(*3)日本健康マスター検定公式テキスト 100年ヘルスケアバイブルⅠ
有酸素運動を効果的に行うポイント
目から脳への刺激によって集中力を改善。
急激な感情の変化に左右されない、メンタル強化に役立つトレーニング・システムです。ゲーム感覚でメンタルトレーニングできるので、老若男女問わず、アスリートや受験生、米軍パイロット等々で愛用されています。
【推奨される使用のカテゴリー】
① 航空機パイロット訓練
② ミリタリー訓練
③ 教育学習能力
④ こころとからだのWELLNESS
⑤ eSports
⑥ Sports Performance・Athletes
⑦ 人材育成、トレーダー教育
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2025プラスに認定されました。
【認定番号;20250759】
株式会社SOilyはスポーツエールカンパニー2024プラスに認定されました。
【認定番号;20240639】
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