睡眠の質を上げることは、生活の質も向上します。
「早寝早起き」は健康的な生活習慣のひとつです。私も早寝早起きの生活リズムを刻むようになってから、早いもので10年程経ちました。ところが最近、昼過ぎから活力の低下を実感するようになりました。昼間の肉体的パフォーマンスや思考能力の維持を妨げるもの。それは睡魔に襲われること、滾滾と湧き出る眠気なのです。まさしく睡眠時無呼吸症候群に診られる、代表的な自覚症状のひとつです。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrom:SAS)は、文字通り睡眠時に無呼吸になってしまうこと。
そして脳がからだの酸欠状態を回避するために目覚めることで睡眠不足になり、昼間に耐えがたい眠気を引き起こしてしまうのです。そして仕事上のミスや居眠り運転等々、結局生活の質が落ちてしまうのです。
(取り返しが付かないミス)
SASは日中のパフォーマンスに対する悪影響だけではありません。からだに危険な酸欠状態から脱するために脳が反応します。すると血管の太さが細くなって、心臓から酸素を運ぶ血液が血管を押す圧力、いわゆる血圧が上昇してしまうという。(*1)
SASは肥満体型の人が罹る割合が高い疾患と聞きます。BMI(Body Mass Index)は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で表される肥満の判定基準です。私のBMIは「19」で、低体重と判定される域に近いので安心したものの、この眠気がどこから来るのか分かった訳でもない。何気なく「睡眠時無呼吸症候群」で広辞苑を引いて見たら、「高齢者は脳の酸素や炭酸ガスの濃度に対する反応の低下によって起こることが多い。」とありました。私も中高年なので興味を持ったのです。
睡眠中に酸素の欠乏状態になれば血液中の酸素飽和度も下がる。日本呼吸器学会が公表している解説書にもある通り、SASの簡易検査にパルスオキシメータの使用が手立てになる。(*2)
新型コロナウイルスによる肺炎の病態検査として用いられている、あのパルスオキシメータですよね。そこで睡眠中の酸素飽和度を測定してみました。結果は上図の通り、私が見る限りですが、異常な数値ではありませんでした。
では、夜の睡眠によってエネルギーが充填されたのに、その容量(キャパシティー)が低下して、宵の口まで持続力が持たなくなってしまったのか?良かれと思って実行してきた早起きに、何かしらの補填(穴埋め)すべきだと思いました。
電車に乗っていて居眠りして、目的の駅に着いたらふと目を覚ました経験をみなさんもお持ちでしょう。
先日耐えられない眠気によって電車内で居眠りしてしまいました。その時のことを思い返してみると、急いで下車した時は「焦り」という感情に支配されていますが、その後のパフォーマンスが精力的且つ、もうひと踏ん張りできた。いわゆる「乗り」が蘇った感じがしたのです。
私の昼間の湧き出る眠気の原因が、ただ単純に「早起き」が原因。早朝からエネルギーを消費して、一日の終盤前にガス欠になっていると判断しました。
そこで今の自分に最適な解決策として、数分間の「居眠り」を取り入れることにしました。
もちろん差し障りのない居眠りですよ!
CMでよく見聞き滋養強壮剤には安易に手を出さないようにします。
【出典】
(*1)尾崎 聡 著 サイレントキラー 血圧が120を超えたら読む本
(*2)日本呼吸器学会 冊子「よくわかるパルスオキシメータ」
健康わくわくサイト管理者の岡本です。
★ 1986年 中学校教諭免許(理科)取得
第18382号
★ 同年 高等学校教諭免許(理科)取得
第19458号
★ 2015年 MDIC認定取得
第MDIC020281号
★ 2017年 健康マスター(エキスパート)認定取得
No.E0100390
★ 2018年 高度管理医療機器等販売業賃貸業
第4502291800001号
★ 同年 動物用管理医療機器販売・貸与業届
出
★ 2019年 Tokyoヘルスケアサポーター養成講座修了
★ 同年認知症サポーター養成講座受講
★ 2020年松本地域健康産業推進協議会参加
企業認定取得
★ 2020年2月「健康マスター・エキスパート」及び
「健康マスター普及認定講師」資格更新認定
★ 2021年1月【スポーツエールカンパニー
2021】認定番号;2021371 取得
★ 2021年12月1日【令和3年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
一覧表番号;164
★ 2022年7月 《西東京市健康デジタル指導士》
認定取得
★ 2022年12月1日【令和4年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定
★ 2023年12月1日【令和5年度東京都スポ
ーツ 推進企業】に認定(3年連続で認定)
★ 2024年2月1日【健康マスター普及認定講師更
新eラーニング】修了(2026年迄資格延長)
大学卒業後、臨床検査会社,医療及び健康機器輸入販売会社と、一貫してヘルスケア業界に携わって参りました。
お電話でのお問合せはこちら
メールでのお問合せは24時間受け付けております。 お気軽にご連絡ください。
※ 回答にお時間を頂く場合がありますのでご了承ください。